あなたはこんな言葉を投げられた経験はありませんか??
「プレッシャーに弱くね??」
かなり頻繁に使われる言葉ではありますが、言われた方はかなり屈辱的に感じます。
プレッシャー
例えば、ある女性の話でこんなストーリーがあります。(シオン・リア・バイロックさんという海外の方)
※本記事は、シオン・リア・バイロックさんのスピーチを参考にさせていただきます。

画像引用元:TED
ゴールキーパーのプレッシャー
彼女は、サッカーに没頭しており(ゴールキーパー)、とくにゴールキーパーは、プレッシャーに感じる機会が多いと言います。
ゴールを守るのは自分だけ、シュートをセーブできれば”英雄”そらしてしまえば”敗因”として扱われるのです。
しかも、全ての視線が集中するため、プレッシャーがとても多いと語ります。
プレッシャーに負ける瞬間
アメリカ代表という”強豪チーム”との試合があったそうで、ゴールキーパーとして頑張ろうと意気込んでいたそうです。
そして、試合が始まり、この女性は試合の緊張をうんともせず、ギリギリのセーブを決めて、チームを救っていました。
しかし、試合の途中、彼女は”あること”に気づきました。それが、彼女の実力を頂点からどん底へ引き下げたのです、、、、
彼女はそれからプレッシャーによって、時が”スローモーション”のように感じたと言います。緊張と不安によって、あらゆる動作も確認しました。
このように、プレッシャーに勝てなかった経験は、誰にでも1度はあります。なぜなら、日常でプレッシャーに感じる場面というのは、たくさんありますから。
やっと本題に入ります。では、なぜ私たちはプレッシャーの中で突然、実力が発揮できなくなるんでしょうか??
先程の彼女の場合だと、強豪の監督さんの視線が自分に全集中していると意識することによって、実力を発揮できなくなったのです。
私たちは”状況”に対して、、”結果”に対して、、”人にどう思われるか”に対して不安を覚えるのです。。。
プレッシャーによって実力が出せなくなる原因
プレッシャーは過度に集中させる(失敗を招く)
私たちは不安になると過度に集中をしてしまいます。
私たちは自分の行動を”意識”しすぎてしまうのです。
私たちは、実力をここぞとばかりに発揮しようとするときには、本来、いつも通りに自然に身を任せるべきですが、
プレッシャーを感じると、”意識の外に置いている物事”をできるだけコントロールしようとします。
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結果、失敗を招くのです。
プレッシャーによる”分析麻痺”

ある研究チームでは、このようなプレッシャーによる、意識に注力しすぎてしまう現象を”分析麻痺”と呼んでいるそうです。
周りの環境もプレッシャーに影響を及ぼす
親、先生、監督の存在も、私たちがここぞと実力を発揮できるかどうかに大きく影響します。
幼少期の子どもは、大人をまねたがる傾向があり、いろんな人を見て育っていきます。なので、ストレスが溜まっているのをぶつけたり、弱いところを見せすぎると、同じような大人に育つと言われています。
つまり、自分がプレッシャーに勝てるかは、彼らがプレッシャーに勝てるかに影響するのです。
数学のプレッシャー
これによるせいなのか、国語が”苦手”という人はほとんどいませんが、数学が”苦手”という人は、世界で大多数いるそうです。
また、ある研究チームによると、数学に不安を覚えている人は、「テストを”これから受けようとしている時”の状態は、実際にテストを受けている時よりもプレッシャーをはるかに感じることが分かったそうです。
本番で実力を発揮するには??
先程述べた過剰に意識してしまう人間の習性とどう向き合って、どう実力を発揮するのかを説明します。
前頭前皮質がカギ🔓
前頭前皮質とは、眼球の上にある”脳の前部”を指します。

画像引用元:Mindful Music
本来は、この部位が、私たちの集中において、最強の助っ人なんですが、よく”間違ったもの”に引き付けられることがあります。
では、間違ったものに引き付けられないためには??
プロ(アスリート)の対策案をご紹介📖
プロゴルファー:ジャック・ニクラウスさん
「集中するときは、常に”足の小指”に意識を向ける。これで、余計な考えをしなくなり、技術向上に繋がる。」
プロバスケットボール選手:ティム・ダンカン
「止まって、考える時間があるほどミスをしてしまう、、だから、常に相手を観察して、”動くんだ”」
振付師:ジョージ・バランシン
「考えるな。”ただ”踊れ」
シオン・リア・バイロックさん
「本番を想定した環境で、練習をして、”練習”と”本番”の違いをできるだけ小さくすることで、人の視線になれるのも有益です。
番外編:ストレス(不安、自信喪失)の軽減方法
プレッシャーを感じない時でも、”ストレス”を感じるときは、いくらでもあると思います。
ついでとして、「これを実践すればストレスが軽減されて楽になる!!」方法を伝授したいと思いやす。
考え、気持ちを書き出せ🖋
研究者によると、ストレスが予想される状況の前(前日や本番前)に、自分の今思っている考え、気持ちを箇条書きで表すことが重要だそうです。
すると、意識から取り除くことが出来て、本番でそのような考えや不安に押しつぶされることがなくなるそうです。
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その結果、ここ1番で実力を発揮できるようになるといわれています。やってみよ~!!
まとめ

プレッシャーに打ち勝つ!!!!
プレッシャーへの勝ち方には、私たちの脳内で起きていることを理解することがとても重要であり、それを知ることで、私たちは”フィールド上”だけじゃなく、”会議室”や”教室”で自分が成功できる、そして、本番に強くなるための準備の仕方が学べるのです。
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